【岡崎】南禅寺・天授庵|色づきはじめの紅葉と初秋の花々

こんにちは、Naomiです。今回は南禅寺・天授庵を訪ねました。[訪問日:10月13日]

その時の様子をYouTubeにもアップしました。ぜひご覧下さい。

南禅寺は京都の寺院の中でも特に有名で人気な寺院の一つです。

天授庵は南禅寺の中にある*塔頭たっちゅうという小さな寺院の一つです。

私がまだ関東に住んでいた頃、旅行で京都へ来たときに初めて南禅寺を訪れました。

しかし、その時は南禅寺のような大きな寺院の中に塔頭というものがあることは知りませんでした。

京都に住み始めて寺社巡りをしていたときに写真の上手な方と知り合い、南禅寺の天授庵を強くお勧めしてくれました。

そのときに見せて頂いた写真がとても美しくて、絶対に行ってみようと思っていました。

それから何年か月日が経ってしまったのですが、南禅寺と言えばこのお寺、とずっと思っていたので、今回紅葉のベストシーズンを迎える前にまず様子を見に行ってみることにしました。

*塔頭…禅宗寺院で、祖師や門徒高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔(多くは祖師や高僧の墓塔)や庵などの小院。

目次

南禅寺・天授庵とは

京都市左京区にある大本山南禅寺の塔頭寺院のひとつ。山号は瑞龍山。本尊は釈迦如来。

南禅寺第15代住職である虎関師錬こかんしれんが南禅寺開山の無関普門むかんふもん(大明国師)を奉祀するための塔所として開きました。

応仁の乱で焼失しましたが、慶長7年(1602)、細川幽斎ほそかわゆうさい(藤孝)によって再建されました。

白砂と苔の美しい枯山水式かれさんすいしきの東庭と、南北朝時代の古庭の味わいをもつ池泉回遊式ちせんかいゆうしきの南庭とがあります。

南禅寺の入り口から法堂まで

南禅寺への入り口である中門です

こちらが南禅寺で一番有名な三門です。日本三大門の一つで、高さは22mあります。現在のものは藤堂高虎とうどうたかとらの再建

拝観料600円で門の中に入って上に上がれます。私はまだ上がったことはないのですが、絶景だそうです。

三門をくぐった後、奥に見えているのは*法堂はっとうです。

もみじが色付いてきていて綺麗です。

*法堂…禅宗の寺院において、僧侶が仏教を講義する建物のこと。

法堂側から三門を見たところ。

のお花がまだ綺麗に咲いているところもありました。

南禅寺・天授庵の全体

こちらが天授庵の外側です。こちらも色付いてきています。

天授庵庭園の全景図です。

通用門を入って受付を済ませると、可愛らしい桔梗ききょうの花が出迎えてくれました。桔梗は咲いている期間が初夏から秋までと、とても長いようです。

秋明菊しゅうめいぎくも咲いていました。初めて見ましたが、とても可愛らしいお花でした。

菊とついていますが英語では”Japanese anemone”と言い、アネモネの仲間だそうです。

ピンク色の秋明菊もあり、強風にやられたのか倒れていましたが、それでもとても綺麗に咲いていました。

正面に見えるのが*庫裡くりです。

*庫裡…仏教寺院における伽藍がらんのひとつ。僧侶の居住する場所をいうことが多く、台所を兼ねる場合がある。

庫裡の入り口まで行ってみると、こんな素敵な光景が見られます。

※残念ながら建物内には入れません

庫裡の前にあった順路案内の赤い矢印の方向へ進むと、方丈(本堂)とその前に方丈東庭があります。お庭は淵黙庭えんもくていというそうです。

方丈の北側にも萩と桔梗が咲いていました。

萩は見頃を過ぎていましたが、まだ綺麗でした。

萩を前ボケにして東庭を撮ってみました。

東庭も紅葉が色づき始めていて、色のグラデーションがとても綺麗でした。

多くの方が方丈の縁側に掛けて、しばらくこの光景に見入っていました。

南側からの眺め。

苔に囲まれた菱形の石畳がモダンな印象です。

ここから方丈の奥にある南庭、澄心庭ちょうしんていへと進んでいきます。

こちらは南北朝時代の古庭だそうです。

池の奥側に犬小屋のようなものがあり、中に動物などはいなかったのですが、何なのかとても気になりました。

池には小さいがありました。

橋を渡って進んでいきます。

こちらは大書院の南側。この辺りが一番もみじが色づいていてとても綺麗でした。

この右側の木はとても赤いです!

大書院の正面。

この奥側にある大きい池は周囲をぐるっと歩いて回れます。

睡蓮の葉が浮いていて、たくさんの色鮮やかな鯉が優雅に泳いでいました。

睡蓮の花が咲いている時期にも来てみたいと思いました。

つがいのもいて、のんびりしていました。

池の背景には竹林があります。

池の南側のあたりには塔のような謎の置物?がありました。

この池を渡る石と竹柵のところはInstagramでよく写真を見かけますが、造形がとても美しいですね。

南側から見た池全体の様子。

金色に近い美しい

池の西側の方から。

もみじの色付きがこのくらいでも十分美しくて、感動的でした。見頃の時期にもまた絶対に見に来ようと思いました。

この石段を上がって来た道を引き返していきます。

注意事項

天授庵の中にお手洗いはありません。天授庵を出て左手の方へ少し進むとあります。

最後までご覧頂き、ありがとうございました!

近隣のおすすめスポット

永観堂、蹴上インクライン、無鄰菴、岡崎神社など

拝観案内・アクセス

住所〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86−8 MAP
アクセス①地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩約10分 ②バス停「南禅寺・永観堂道」or「蹴上」より徒歩約9分
パーキングあり
電話番号075-771-0744
拝観時間9:00~16:45(11/15~2月末は16:30まで)
拝観休止日11月11日の午後〜12日の午前
拝観料500円

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この記事を書いた人

1987年10月生まれ。
20代後半に、住みながら京都を巡りたいと思い、大好きな京都へ移住。趣味は旅行。パン屋巡り、寺社巡り、野鳥やお花を眺めることが好き。

YouTube「愛する京都」〜京都での日々をつづる夫婦のvlog〜

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