こんにちは、Naomiです。
ここ数ヶ月全然カフェ巡りができずにいましたが、「mu.」さんだけは絶対に早く行きたい!と思っていて、夫も一緒に2ヶ月連続で行ってきました。
なぜなら、私たちが愛してやまない「鳥さん」がいっぱいのとっても素敵すぎる空間なのです!
鳥以外にも動植物、アート、アンティーク、静かな空間が好きな方にぜひ行って頂きたいお店です。
好きすぎて写真も文もかなり多くなってしまいましたが、ぜひご覧になって、mu.さんを訪れてみてください!
こちらが初めて訪問した際の記事です。以下の2回目訪問時の記事も併せてご覧ください♪↓
この2回目に訪ねた日の様子は、YouTubeの映像としてもアップしています!↓
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「atelier & cafe mu.」さんとは、どんなお店?
「mu.」さんは芸術家・太田晃貴 (Koki Ota)さんによる作品制作の場であり、同時に作品の展示・販売も行うアトリエです。
作品を鑑賞しながらカフェを楽しむこともできます。アトリエは2023年5月にオープンし、カフェは8月から始まりました。
カフェはこれまで他の場所で人気の料理店や菓子店をお一人で営んでこられた、「ひのと」のeriさんが担当されています。
kokiさんが生み出す繊細な「mu.」の作品と、鳥と多肉植物、アンティークを愛するeriさんが作り上げたセンス溢れるお店の装いは圧巻です。
閑静な住宅街の中にあるお店のお庭には、遊びにやってくる鳥たちの美しい囀りが響き渡ります。
お店の外観・内観
外観
「りぶる壱番館」というマンションの、向かって右手にお店の門があります。
周辺はとても閑静な住宅街なので、会話が自然とささやき声になります。
門の右側にはmu.さんの作品である看板が飾られています。
2羽の鳥さんがまるく小さい空間の中で寄り添う様子が可愛いです。
門の周囲には、eriさんが鳥と同じく愛する多肉植物がたくさんいて、訪れる人の心を癒してくれます。
この植物たちのコーナーの中にも至る所に鳥さんがいます。探してみてください。
ちなみにお店はマンションの1階なのですが、こちらだけ独立した古民家のような造りになっています。
なので「お店」というよりも、作家さんのご自宅に招いて頂いたかのような、とてもあたたかな気持ちになります。
内観
玄関
玄関を入るとすぐ左側に、mu.さんの大作が目に飛び込んできます!その隣にある花器の窓にも鳥さんがひっそりと。
2人用のお席
中に入るとまず、お店で唯一の2人用のお席があります。
この左側にはmu.さんの作品の素敵な展示スペースがあります。それは後ほど!
ちなみに、この奥のお部屋がmu.さんのアトリエになっています。
mu.さんは接客の合間もアトリエ内で黙々と作業されています。これだけの作品を日々作り上げるのにはきっと並大抵ではない集中力、努力がいると思います。尊敬の念を抱きます。
2名席の奥にはお庭に面して広縁(広めの縁側)があり、そちらにはおひとり様用のお席が4つあります。
ミシン台のお席
向かって右端のお席です。とにかく可愛くて魅力的なものだらけの、明るくて素敵なお席です。
mu.さんに訪れたら、このミシン台の左の引き出しを忘れずに開けてみてください!!
ロッキングチェアのお席
とても美しい造りのロッキングチェアとアンティークのテーブル。
こちらに掛けて目を瞑りながら、ゆっくりと鳥たちの声に耳を傾けて過ごすのも良いですね。
右に写る広縁との仕切りにもなる棚には、mu.さんの小さめの作品がたくさん展示されています。
チェステーブルのお席
チェステーブルにも引き出しがあるので、お店に行ったらぜひ、忘れずにご覧ください!!
私はチェステーブルを初めて見ました。ヨーロッパのアンティークと思われます。とても素敵ですね。
一番奥のお席
広縁の突き当たりにあるピンクのソファー席にもmu.さんの作品とアンティークの雑貨から鳥に関する本まで、興味深いものがぎっしりと詰め込まれていてとても見応えがあります。
お店の外から中まで素敵なものがありすぎるので、一日中いても、何度行っても飽きることはないでしょう。
行く度にkokiさんの新たな作品を目にし、季節ごとに変わるeriさんの美味しいお菓子を愉しむことができます。
メニュー
ドリンクは定番のものに加え、自家製のジンジャーエールや梅ソーダなどがあるのが嬉しいです。
フードはスイーツが3種類。下の2つを店内で頂き、上の酒粕フルーツケーキは小さいサイズのをテイクアウトしました。
※メニューはその時々で変わりますので、Instagramでご確認ください。
↑YouTube動画内に出てくるこの栗のガトーバスクは2回目の訪問時に頂きました。
栗と相性の良いカシスジャムがアクセントに入っていて、栗好きの私にはたまらない逸品でした!
12月末頃までの提供予定だそうなので、ぜひ食べに行ってみてください!
「ハミングバードケーキ」、「muku.」を頂いた感想
「ハミングバードケーキ」¥700,「muku.」¥980,「自家製ジンジャーエール」¥780,「アイスティー」¥750,「鳥さんクッキー」¥350 (税込)
- 「ハミングバードケーキ」
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名前の由来は、「蜜好きなハチドリ(ハミングバード)が寄ってくるほど甘い」や、「鳥がさえずるほど美味しい」などの説があるそうです。バナナケーキにパイナップルが加わったトロピカルなケーキです。
英語のレシピを元にeriさんがアレンジして作られたそうです。
しっとりとして密度高めな生地に、バナナの優しい甘さとパイナップルの甘酸っぱさが合間って味わい深い美味しさ。
セミドライのパイナップルのトッピングは、ハチドリが吸うお花のようにも、また、親鳥に食事をねだる幼鳥の黄色い大きな嘴のようにも見えて、とても可愛いです。
- 「muku.」
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“無垢”をイメージした卵型の濃厚なレアチーズケーキ。羽根のラングドシャ、ドライイチジクの赤ワイン煮、クルミのキャラメリゼ、全粒粉クッキー、ベリーソースなどが添えられています。
私はチーズケーキ大好きですが、他にない芸術性の高い可愛いさに感激です。付け合わせもどれも美味しく、其々を少しずつケーキと合わせながら頂くのが楽しいです。
生まれたての純真無垢な真っ白の卵に、親鳥さんの温かな羽がふわっと舞い落ちたような、とても愛らしい様子です。中からmu.さんの鳥さんが生まれてきそうでワクワクしますね。
- 「自家製ジンジャーエール」
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ジンジャーエールはしょうがたっぷりの辛口ですが、甘さが程よく飲みやすくレモンも添えてありとても美味しいです。冬はお湯割りのホットジンジャーで頂いたら、体が良く温まりそうです。
- 「アイスティー」
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アイスティーはおそらくホットと同じく和紅茶のもの。和紅茶大好きなので嬉しいです。
ほんのりと柔らかな茶葉そのものの甘みが飲みやすくて美味しいです。
- 「鳥さんクッキー」
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ハトさんっぽい形のクッキー。全粒粉入りのザクっとした生地で香ばしくて美味しいです。
鳥の形のお菓子ってありそうで中々ないと思うので、鳥好きにはたまらないですね!
ちなみにこの日はeriさんが不在の日だったので、kokiさんがお菓子の盛り付けをして提供してくださいました。
kokiさんは飲食店での勤務経験もあるためできるのだそうです。芸術家でかつ、こんなに可愛いお菓子も提供してくださって凄いです!
mu. 太田晃貴 (Koki Ota) さんの作品
2名席の左側に、「mu.」と名付けられたkokiさんの代表作があります。
「mu.」には、“无”、“無”、“夢”、“鵡”…といった意味が込められているそうです。
虫眼鏡も置いてあるので、細部までじっくりと眺めてみてください。
kokiさんは元々山口県のご出身です。山口で制作活動をされながら、京都や大阪の有名百貨店等での展示会を経て、令和5年の1月に活動拠点を山口から京都へと移されたそうです。
2名席の奥には、このようにmu.さんの素敵な世界観が表現された展示スペースがあり、ほんのり優しい灯りに照らされた作品たちにうっとりと見入ってしまいます。
kokiさんは自由の象徴として鳥のモチーフを好み、一番多く作品に用いられるのだそうです。
作品には他にもクジラなどの海洋生物から、オーダーを受けた猫ちゃんも作られたりと様々なものがあります。
棚のところにはお求めやすく、ちょっとしたスペースにも飾りやすい可愛らしい作品がたくさんあります。
木の小箱の中に作られた作品シリーズもとても愛らしく、蓋を開けるワクワク感が良いですね。
「真っさら(白)な “无”/“無” の世界にいる “鵡”(鳥さん) が、たくさんの本から知を得ていくことにより、 “夢” に一歩ずつ近づいていく」
mu.さんの作品にはそのような意味が込められているのかなと、撮った写真をじっくり眺めるうちに自分なりに思いつきました。
下げるタイプの作品、ランプやモビールなども店内あちこちにあるので、一つひとつじっくり見てみると本当に細部まで可愛いです。
私は個人的に、mu.さんの鳥さんの形が好きです。特定の鳥に似せた感じではなく、見る人の想像次第でどんな鳥にもなり得るような気がします。
2名席の横にはとても小さな絵画の作品も飾られています。
kokiさん元々は絵も描かれていたそうです。小さなキャンバスの中の抽象的な表現に想像が膨らみますね。
カフェ担当 eriさんによる焼き菓子
お店の中に入ってすぐ、正面にある大きなお菓子のショーケース。
鳥さんのお菓子もお皿や小物もどれも可愛くて眺めていると幸せです。ここにもmu.さんの作品がさりげなくあります。
eriさんはこちらの前はお菓子屋さんをされていたそうで、こだわりの詰まった美味しいお菓子がいっぱいです。
その他、店内で気になったもの
eriさんのセンスは素晴らしくて、食器類も一つ一つが可愛い上に組み合わせも上手で惚れ惚れしてしまいます。
店内に何個かある鳥かごもランプとして素敵に飾られています。
このアナベルやセルリアのおしゃれなスワッグは、私達夫婦も大好きなお花屋さん「Le Lundi」さんのもの。
eriさんはお菓子屋さんの前、一番最初にはLe Lundiさんの近くで料理屋さんをされていたそうです。
ちなみに私達のYouTube動画→https://youtu.be/eus1_MMdp4Y?si=o4w1esJ_eHS187psの10:32辺りから、Le Lundiさんを紹介しています!
広縁一番奥の棚の下には鳥さんに関する本が複数あり、気になったものを出してみました。
私は中高生くらいの頃、江國香織さんの小説が好きでよく読んでいましたが、「ぼくの小鳥ちゃん」は読んだことないので気になります。
あとは特に、左の「鳥になるのはどんな感じ?」という本が大変興味深いです。できるなら一度体験してみたいです。
次に「mu.」さんに伺うときは、鳥の囀りに耳を傾けながらゆっくりとこれらの本を読んでみたいなと思います。
テイクアウトしたお菓子
eriさんの焼き菓子はどれも可愛くて美味しそうなので、一つずつ買って帰りました。
どれも香ばしくてリッチな味わいで美味しかったです。特に酒粕のフルーツケーキは珍しいですし、ぜひ!
自宅で集めてきたアンティークや作家さんのうつわを使って頂き、鳥だらけで幸せなひとときでした♪ mu.さんのおしゃれさとはかけ離れていますが…。
まとめ、注意事項
「atelier & cafe mu.」さんは鳥を愛する大人のための静かな癒しの空間。
繊細なアートを眺めながら美味しいスイーツを頂けます。
日常の喧騒から離れ、素敵なひとときを過ごすためにぜひ訪れてみてください。
*お店の利用は小学校中学年以上から可(繊細な商品が多数展示されているため。)
*店内、作品等の撮影は自由。他のお客さんの迷惑とならないよう注意。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
以下の2回目訪問の記事もぜひご覧ください!↓
近隣のおすすめスポット
賀茂川
鴨川の上流、出町柳より北のY字(鴨川デルタ)の西側の川は「賀茂川」と表記します。
Y字の風景はプロフィールのページに掲載しています(プロフィールページ→https://yuandnaomi.com/profile/)。
上流の方がより自然が豊かで景観が良く、鳥さんたちをのんびり眺めるには絶好のスポットです。
京都府立植物園
多種多様な植物が生い茂る植物園は人間だけではなく、多くの鳥たちにとっての憩いの場です。
近場では見られないような珍しい鳥さんにもたくさん出会うことができます。
- 私が今まで観察できた鳥
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カワセミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、トラツグミ、ツグミ、モズ、エナガ、アトリ、イカルなど
店舗情報
店名 | atelier & cafe mu. |
住所 | 〒602-0898 京都府京都市上京区相国寺門前町670−11 りぶる壱番館 1F MAP |
アクセス | ①地下鉄「鞍馬口」駅より徒歩約9分 ②「出雲路俵町」バス停より徒歩約6分 ③「葵橋西詰」バス停より徒歩約15分 |
パーキング | なし。近隣のコインパーキングへ。 自転車は店舗入り口前の通路に約2台駐輪可能。 |
営業時間 | 13:00〜20:00(19:30 L.O. ) |
営業日 | Instagramにて要確認 (※営業日以外の利用は事前に連絡すれば可能な場合もあり) |
支払い方法 | 現金、カード、電子マネー可 |
電話番号 | 非公開 |
mu.000@outlook.jp | |
【店舗・彫刻】@mu.mu.000 【カフェ】@mu._eri 【絵画】@mu.paint | |
公式HP・オンラインストア | https://ateliercafe-mu.square.site |
YouTube | https://www.youtube.com/@atelie-cafe-mu |