【貴船】貴船神社|初秋の花々(秋海棠と秋明菊)

こんにちは、Naomiです。今回は初秋の花々を愛でに貴船へ行ってきました。

先日、南禅寺の天授庵に行った際、そこで初めて見た秋明菊しゅうめいぎくがとても可愛くて綺麗だったので、他の所でも見てみたいと思いました。天授庵の秋明菊については、こちらの記事で触れていますのでぜひご覧下さい。

調べてみると秋明菊は貴船で自生して増えたため、別名「貴船菊きぶねぎく」とも言われるそうでした。

また、貴船にはもう一つ見に行ってみたいと思っていた花、「秋海棠しゅうかいどう」も自生しているようだったので、貴船神社を参拝しながら花を探しに行くことに決めました。

目次

貴船神社とは

京都の奥地にある、赤い灯籠が並んだ長い石段が有名な神社で、夏には周辺に川床のお店が出ます。

京都市の北部に位置し、万物の命の源である水の神をまつる、全国二千社を数える水神の総本宮です。

貴船神社について詳しくは以前のブログに書いていますので、ご参照ください。

バス降車場から神社の大鳥居までに咲いていた花

叡山電鉄の貴船口駅からいつもはバスに乗って神社近くまで向かうのですが、この日は待ち時間が長かったので約30分の道のりを歩きました。この間には自分が見た限りでは秋海棠も秋明菊も見当たりませんでした。

バス降車場を過ぎた所から、道沿いに秋明菊も秋海棠も所々に見られ始めました。

こちらが渓流沿に咲いていた秋海棠

下向きに垂れるように咲いているピンク色の可愛らしいお花です。

黄色いポンポンになっているおしべが可愛いです。

秋海棠は、シュウカイドウ科シュウカイドウ属に分類される多年生草本球根植物です。

和名は中国名「秋海棠」の音読みで、江戸時代に中国から渡来してきたそうです。

こちらは道沿いに咲いていた白色の秋明菊

秋明菊とは、キンポウゲ科の植物の一種。名前にキクが付くが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間です。

英語ではJapanese anemoneと呼ばれています。

別名が貴船菊きぶねぎくとも呼ばれます。ここ貴船エリアで自生する株が自然と広がっていったからだそうです。

こちらは八重咲きで濃いピンク色の秋明菊。とても華やかです。

秋海棠。バックに赤い橋と青もみじがあって風情のある風景です。

川上に広がる青紅葉。まだほとんど色付いてはいませんでした。

貴船神社の本宮に咲く花

こちらは貴船神社本宮入り口にある大鳥居

手前に少しだけ色付き始めのもみじが写っています。

貴船神社本宮の有名な朱色の灯籠のある石段の表参道

もみじはまだ青葉です。

石段を登っていると、ちょうど石段の中腹くらいから灯籠の間にあちこち秋海棠の花が見られました。

可愛らしいです。

本宮の社殿の前にある馬の像のところには2色の秋明菊が咲いていました。

左側の青い馬の方にはピンク色の秋明菊

右側の白い馬の方には白の秋明菊が咲いていました。

こちらは昭和の作庭家・重森三玲氏によって作られた石庭です。

古代の人々が神祭りを行った神聖な祭場である「天津磐境あまついわさか」をイメージして作庭したそうです。

全て貴船川から産出する希少で美しい貴船石を使って作られています。

この石庭にも秋海棠と秋明菊が咲いていて、苔むした石庭にこの時期だけの彩りを添えていました。

八重咲き、ピンク色の秋明菊

秋海棠。苔むした岩の合間からたくさん生えている様子はより可愛らしいです。

本宮を出た後も道沿いにあちこち秋海棠も秋明菊も咲いていました。

中宮と奥宮の参道以降には花はほとんど見当たりませんでした。

10月中旬でも営業していた川床のお店

訪問は10月の中旬でしたが、まだ川床の営業をされているお店が何軒かありました。

時間の関係で利用はしなかったのですが、入ってみたかったお店を2軒ご紹介します。

【①貴船倶楽部さん】

1500円くらいのリーズナブルな湯葉丼から、2000円ちょっとの釜めしなどがあり、床は多くのお客さんで賑わっていました。

こちらが「茶源太」と看板がありますが、貴船倶楽部さんで利用できる川床席。

ソフトクリームやケーキなどの喫茶メニューもあるようです。

【②兵衛ひょうえカフェさん】

こちらはInstagramで見かけてすごく気になっていたお店です。上の写真が店内のお席。

このメニュー右上の方にある、季節のフルーツ入りの酒かす最中がとても美味しそうでした。

川床のお席代として一人500円必要なのですが、カフェ利用だけで気軽に川床を楽しめるのはとても有り難いと思います。

まとめ、その他

各々の開花時期的には9月〜10月頃に貴船を訪問すると、自生する秋海棠と秋明菊を見ることができると思われます。

今年他には、7月7日に七夕ライトアップを見に訪問したときには、白っぽい色の紫陽花あじさいと、合歓ねむの花を見ることができました。

また、ブログには載せていませんが6月1日に水まつりを見に来たときには、雪ノ下の花を見ることができました。

貴船にはこのように時期ごとに様々な自生する植物がありますので、神社を参拝しに来られる際はぜひそれらを見つけて愛でてみてください。どれもとても可愛らしい花々です。

最後までご覧頂き、ありがとうございました!

近隣のおすすめスポット

鞍馬寺など

貴船口駅の1階が広い待合室になっていたことを今回初めて知りました。↑

拝観案内・アクセス

拝観案内

住所〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180 MAP
電話番号075-741-2016 (電話受付時間 9:00~17:00)
本宮 開門時間6:00〜20:00(5/1〜11/30)  ※6:00〜18:00(12/1〜4/30)
授与所受付時間9:00~17:00 (水占みくじ、御守、御朱印などの授与受付)
参拝料無料
HPアドレスhttps://kifunejinja.jp
Instagram@kifunejinja

Instagram

アクセス

公共交通機関

①出町柳駅から叡山電鉄で貴船口駅へ(約28分) 

②市営地下鉄(烏丸線)で国際会館駅へ。そこから京都バス(52番)で貴船口へ(約20分)

①、②の後は、貴船口から京都バス(33番)で約4分か、もしくは徒歩にて約35分

京都市内からの所要時間
  • 京都駅から北へ約40分(約18km)
  • 名神高速東ICから北へ約50分(約20km)
  • 名神高速南ICから北へ約50分(約22km)
駐車場
  • 800円 / 2時間
  • 本宮に10台、奥宮に15台分あり

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この記事を書いた人

1987年10月生まれ。
20代後半に、住みながら京都を巡りたいと思い、大好きな京都へ移住。趣味は旅行。パン屋巡り、寺社巡り、野鳥やお花を眺めることが好き。

YouTube「愛する京都」〜京都での日々をつづる夫婦のvlog〜

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